フランスのリードオルガン(ハルモニウム)の修理をしました。
九州島原の教会からあずかったもので、むかしフランスから宣教師がもってきたのだそうです。
フランスのリードオルガンは、アメリカや日本のリードオルガンと構造がちがいます。区別して、フランス式のものをハルモニウムとよんでいます。
リードを鳴らすための空気は、日本やアメリカのリードオルガンでは掃除機のように吸い込式になっています。それに対し、ハルモニウムでは吹出式になっています。日本では珍しく、あまり見ることがありません。
外装もかなりいたんでいます。歴史を感じさせる、古さを残しながら、きれいにしたいということなので、どのようにしようかなと、考えました。
とりあえず試しに、液体のワックスをつけ、細かい目のスチールウールで磨いてみました。うまくいきそうです。
木がささくれたり、古いくぎがのこっていたりするので、けがをしないように、気を付けながら、作業をしました。